前回のこのサイトを踏まえ、今回は、日本臨床スポーツ医学会 学術委員会 脳神経外科部会の記事を読ませていただいた。
脳震盪のことはだいたい理解できたが、他のことには全然触れられていなかった。だから、スポーツをやる上で主な怪我をまとめる。
・ボクシングのように、直接頭に衝撃がくるものや、転んだり、衝突したりして生じる頭部への怪我を総じて、「頭部外傷」と呼ぶ。
・上記の中でも、骨折や出血には至らない場合でも、衝撃によって脳が大きく揺さぶられると、脳の組織や血管が傷ついたり(脳損傷)、
脳の活動に障害が出たりする(脳震盪)など、大きなトラブルが起こる。
このことから、私が防ぐべきことは、脳損傷と脳震盪の二つだと分かった。
前回の記事でも述べたように、脳は、直線的な衝撃よりも、回転による衝撃からの方が影響を受けやすいと分かっている。
だから、そもそも脳が回転することを防げれば、重症化を防ぐことは可能なのではないかと考えている。この方法はまだ、模索中。
*このサイトを見てみて欲しい。
2〜3ヶ月前に、発表されたとされるもので、簡単に説明すると、衝撃を受け、回転してしまった時の脳の動きを抑制し、ダメージを最小限に抑えるというものだ。
現在のヘッドギアの強度をだけでは、安全性は足りないことは確かだが、この商品と合わせて使うことでどこまで衝撃を抑制できるのか分からない。
仮に、既存のヘッドギアの強度でも守る事が可能なのであれば、私の研究は、あまり意味のないものになってしまう。
よって、次は、既存のヘッドギアの強度を知るために、作成している会社にアポをとって、伺う事が必要だ。
以上が、今回の内容と次回への課題だ。